<スロットルの調整方法・フルアジャスタブルトリガー機能>
M17、MT-5などのミドルクラス以上のプロポにはスロットルアジャスタブル機能を搭載しており、スロットルポジションの前後調整、アングルスペーサーによるトリガーアングルの調整、ブレーキトリガーの幅、スプリングテンションを調整する事で手の大きさや好みにあわせてストレスのないスムーズなスロットル操作が可能になります。
※詳しい説明については、M17は説明書の10ページ、MT-5/MT-44は説明書の7ページ、M12S/-RSは
説明書の9ページ、MT-R/MT-Sは前後調整のみとなりますが説明書の6ページをご参照ください。
<スロットルポジション調整>
グリップを握ってスロットルトリガーに指をかけた時に力を抜いた指が自然に曲がる位置までトリガー自体の
前後を調整します。
調整する場合はスロットルユニットを固定しているビスをゆるめてからポジション調整ビスを回します。
調整ビスをゆるめるとトリガー位置がグリップ本体側へ移動し、しめ込むとトリガー位置が遠くなります。
なお調整できる範囲がありますのでポジションゲージを見ながら無理に調整ビスを回さないようご注意
ください。
↓<トリガーポジション調整ビス> ↓<トリガー固定ビスをゆるめます>
<スロットルトリガーに指が自然に入る位置に前後を調整してください>
<トリガーポジション調整>
スロットルトリガーの位置は指の力を抜いて自然に曲がった状態でスロットルトリガーに自然に指が入るように
調整ビスでトリガーポジションを調整してください。
ちょうど良い位置になりますと指の操作がよりスムーズに出来るようになり、ブレーキ操作時にも指が
届かなかったり、ブレーキトリガーから指が抜けたり、ブレーキ操作がやりにくいなどの感じが解消します。
※トリガーポジションはゲージ位置で確認ができますのでビスのしめ過ぎゆるめ過ぎにご注意ください。
<調整ビスを締めた一番遠い位置> <調整ビスをゆるめた一番近い位置>
<ブレーキトリガーカバー調整>
ブレーキトリガーカバーを交換することでブレーキ操作時に指とブレーキトリガーの隙間を調整します。
※セット付属の部品を使用いたします。付属部品がない場合は別売のOPTION部品の+1「109A28441A」
・+2「109A28451A」をご用意ください。
<ブレーキトリガーカバーを外した状態> ・ノーマル・+1(109A28441A)・+2(109A28451A)
↓ ↓ ↓
<グリップパッド>
トリガー位置を調整しても指の位置が好みの位置に調整できない場合にはグリップパッドを付属の
大きいサイズに交換してください。オプションパーツのグリップテープ「107A90311A」を
巻いて太さを調整してから再度トリガーポジションを前後に微調整してお使いください。
<スロットルトリガーアングル調整>
① トリガーポジションの位置がだいたい決まりましたら、次はアングルスペーサーをノーマルAから
B、Cの部品と付け替えてトリガーに指の当たる位置をさらに微調整すると良いでしょう。
これによりブレーキがやりにくかったり、すっぽ抜けたりしなくなりますので調整してみてください。
※付属品が無い場合はオプションパーツ THアングルスペーサー(B/C)「109A28461A」をご用意ください。
標準ノーマルA B C
② 全体の調整をするときは指の力を抜いて自然にトリガーに指の腹があたるのが正しい位置となります。
③ アングルスペーサーを交換するとトリガー位置も変化しますので、より良いポジションになるように
微調整してお使いください。
<アングルスペーサーノーマル> <スペーサーB> <スペーサーC>
④ 最後にスロットルのスプリングテンションを調整してください。少し柔らかい状態が微妙なスロットル
操作が出来る様になりますのでテンションアジャスターでスプリングのテンションを微調整してください。
⑤ スプリングの硬さはお好みにあわせたスプリングに変更してみると良いでしょう。
※各部の調整を行った後はスロットルのCALIBRATION(キャリブレーション)で補正してから
使用してください。